外壁打診調査と赤外線

今回は外壁打診と赤外線について説明します。

 

外壁のタイルの浮きを調べるためには大きく分けて、①打診調査②赤外線調査の方法があります。その中でも赤外線調査とは・・・

 

赤外線カメラで外壁を撮影し、赤外線サーモグラフィー画像を解析して劣化や損傷がないか調べる方法です。

 

なぜ赤外線カメラで損傷がわかるのでしょうか?

 

それは、タイル浮きが発生しているところは他の場所に比べて温度が低いからです。物質からは絶えずに赤外線が放出されています。この赤外線は私たち人間には見えない光です。温度が高い物質ほど赤外線を多く放出します。その赤外線を赤外線カメラでとらえ、温度が低くなっているところを見極めてタイルの浮きを発見するということです。

 

最近では、ドローンに赤外線カメラを搭載し広範囲を安価な値段で調査できるようになってきています。

 

赤外線カメラにも弱点はあります。赤外線カメラは温度変化を見極めるので、タイルが太陽のに当たって温まっていないとできません。つまり、晴れている日しか作業はできないですし、日が当たらない面にはできません。さらに夏の猛暑だと全体が温まりすぎて温度の違いを判別することができません。

 

安価で広範囲のタイル浮きを調べるにはうってつけですが、天候やそもそも調べられない面があるなどメリットとデメリットが存在します。調査の方法は赤外線カメラ以外にも打診調査など様々なので、費用なども考慮して調査方法を選びたいですね

 

 

ちなみになぜ私たちは赤外線を見えないのでしょうか

 

私たちが普段見えている光は可視光線といいます。光には波長があり、見える範囲の波長が決まっているということです。可視光線は波長の短い側から順番に紫。青、水色、緑、黄、オレンジ、赤で七色と言われます。これは連続的な変化で色どうしの間に色はそれぞれ無限に存在します。波長が一番長い色が赤ですが、赤より波長が長いので、赤の外の線、赤外線と呼ばれます。紫外線も可視光線の中で見える色の中で一番短い色が紫なのでそう呼ばれます。

 

英語でも赤外戦はinfaredといいます。この語源は、infra(~を下回って)+red(赤)でラテン語で赤を下回るという意味です。可視光線の赤を下回り目に見えないという意味ですね。紫外線もultravioletといい、ultra(超えた)+violet(すみれ色)という語源です。可視光線の紫を超えて見えないことを表現しています。

 

この可視光線はもちろん人間の基準で当てはまるか当てはまらないかという意味であって、例えばモンシロチョウなどの昆虫には紫外線が見えると言われています。