ロープアクセス工法と外壁打診調査について
ロープアクセス工法とは、
その名の通り専用のロープや安全器具を使用して建物にアクセスする方法です。
外壁打診調査の対象となる建物や建造物によって作業のアクセス方法は違ってきます。
足場を組む場合や無足場工法のブランコ工法やゴンドラ工法を用いる場合もあります。
それぞれ、外壁打診調査をしていく上でのメリット・デメリットがあります。
ロープアクセス工法のメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
1.柔軟性と迅速性
ロープアクセスは柔軟で迅速な対応が可能です。
狭いスペースや複雑な構造の建物でも調査をすることができます。
また、調査時のセットアップや撤収が迅速に行えます。
2.低コスト
足場設置には高額なコストが掛かります。
ロープアクセスは足場を必要としないため大幅なコスト削減が可能です。
また、建物全体ではなく部分的な調査も可能なので、不要なコストが掛かりません。
3.足場が不要
足場の設置には周辺の許可が必要であったり、設置・解体に時間が掛かります。
他にも防犯対策が必要になったり、景観を気にしなくてはなりません。
その点、ロープアクセスは短時間でのセットアップ・撤収が可能となり、防犯面も景観も気にすることなく作業することが可能です。
デメリット
1.天候や規模
大雨や強風の中では作業することが出来ません。
雨で足元が濡れていると滑りやすく滑落の恐れがあります。強風では煽られる危険性があるため作業できません。
他にも広範囲の調査が必要な建物ではロープアクセスでは効率が悪くなる場合もあります。
環境や工事規模によっては足場工法が適していることがあります。
2.資格が必要
ロープアクセスを行う作業者は特別な教育を受ける必要があります。
労働安全衛生規則が改正され危険防止のため特別教育の受講が定められています。
この教育を実施していない作業者は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
上記のようなメリット・デメリットがあり、調査範囲や建物の特徴などによって工法を考える必要があります。
当社はロープアクセス工法での外壁打診調査を実施しています。
また、ロープアクセスに必要となる資格を自社で受講することが可能です。
全国の最前線で活躍している救急隊員(消防・警察・自衛隊)にロープレスキュー講習を実施している実績があります。
レスキュージャパン講習会の開催・ロープレスキュー用品の販売
また、外壁打診調査の下請けに特化して業務を進めています。
ロープアクセス工法での調査業者をお探しの企業様がいらっしゃいましたら、
お問い合わせフォームもしくはお電話より、お気軽にご連絡ください。