外壁 タイル打診棒

私たちが外壁打診調査を行うときに使用している、打診棒について紹介していきます。

打診点検時に使用する道具は主に2つに分かれており、一つは打診棒。もう一つは打診ハンマーです。

以前にも打診棒について紹介もしていますのでこちらも観て頂けたらと思います。
外壁打診棒

打診棒にも色々な形があり、それぞれの特徴があります。
形の種類としては、丸型、かぼちゃ型、にんにく型、れんこん型となっています。

私たちが打診調査をする建築物の多くはタイル面の建物が多く、よく使用しているのは丸型の打診棒です。

こちらの打診棒は新品ではなく調査で使用中の打診棒になりますが、丸型の特徴はどこで叩いても同じ音を拾うことが出来ます。

もちろんほかの形状でも聞き取れますが、オーバーハングの現場などでは、先端部分をあてて音を判別するしかない場合があるので、どんな状況にも適応しているのは丸型かと思います。

他にも、長さや玉の大きさ、シャフトの強さなど、色々な種類があり、ノーマルな形だと思います。

 

かぼちゃ型の特徴はコンクリート・モルタル面に威力発揮。打診の音が大きく聞こえ、モルタル壁に威力を発揮します。

 

にんにく型の特徴はかぼちゃ型に比べて玉部の段数が増えさらに聞き取りやすくなっており、横滑り、使い方の角度によるすべりが少ないという特徴があります。

 

れんこん型の特徴は前後にタテ回転・左右にヨコ回転で使用可能で、ロック式シャフトなので押しても縮まない。前後左右に振って天井や床面などの点検に使用可能となっています。

 

このようなそれぞれの特徴を生かしながら調査をしていますが、タイル面での打診調査では丸型の打診棒を使用している調査員が多いと思います。

コンクリートやモルタル面ではにんにく型の打診棒を使用している調査員もいる印象です。

 

もう一つの打診ハンマーでの調査方法もありますが、打診棒に比べて作業範囲が狭くなりますが、厚いモルタル面やコンクリート面の調査に向いているとされています。

打診調査をするにも道具が色々あったり、方法も色々あります。
私たちが行っているロープアクセス工法の紹介ページもありますので、そちらも観て頂けたらと思います。
ロープアクセス工法と外壁打診調査