今回は私たちがよく使用するロープの結びかた「フィギュアエイトオンアバイト」のついて説明します。
〇フィギュアエイトオンアバイト
形はこのようになってます。
figure(形)+ eight(8)+ on(接している) +a(一つの) bight(輪っか)
8の字の形に1つの輪っかがつながっているという文字通りの意味になっています。
縦方向の力に強く、荷重がかかるとほどけにくい特徴を持っています。
結ぶときのコツは、ねじれを作らないことと最後にドレスアップをすることです。
ドレスアップをしても強度はさほど変わらないのらしいのですが、きれいな結び目を作ることでほかの人が見てダブルチェックがしやすくなるというメリットがあります。
さらに輪っかを大きく作りすぎることと、端末を短くしてしまうとノットの安定性が失われ本来の強度が発揮されません。荷重がかかった時に何かのはずみでノットがほどけてしまう恐れもあります。バランスの良いきれいなノットを作ることが事後防止の一つでもあります。
私たちはアンカーにつけるウェビングとロープをつなぐときにこの結びかたを使用します。
ロープの輪っかにかっちゃんとカラビナをかけるだけなのでシンプルに使いやすいノットになっています。
私たち打診職人にとってフィギアエイトオンアバイトは作業中一番結ぶノットです。
1日何回もこのノットを作るので体に染みついているといっても過言ではないですね!