外壁打診調査を行う方法はいろいろありますが、今回は高所作業車での調査について紹介していきます。
私たちはロープアクセス工法での打診調査を行うことが多いですが、建物の構造や、屋上の状態などによってはロープアクセスでの調査が難しい場合もあります。
そういったときに、高所作業車での打診調査を行うことがあります。
高所作業車というのはトラックのような車体から人が乗れるバケットを高い場所まで伸ばして作業をすることが出来る車両です。
このように、調査したい場所へバケットを操作しながら調査を進めていきます。
高所作業車を運転するための資格
高所作業車を運転するためには資格も必要です。
作業床の高さによって必要資格が異なります。
*作業床の高さとはアームを伸ばしてバケット・プラットフォームが何mまで上げられるかという数字
最大作業床高さが10m以上の場合は、高所作業車運転機能講習を修了しなくてはなりません。
受講の時間や日数は保有している資格及び業務経験によって変わります。
<12時間>
・移動式クレーン運転士免許所有者
・小型移動式クレーン運転機能講習修了者
<14時間>
・建設機械施工管理技士合格者
・普通、準中型、中型、大型、大型特殊免許所有者
・車両系建設機械(整地等、解体用、基礎工事用)、不整地運搬車、フォークリフト
ショベルローダ等のいずれかの運転技能講習終了者
<17時間>
・上記のいずれにも該当しない方
となっております。
最大作業床高さが10m未満の場合は高所作業車運転特別教育を受講する必要があります。
こちらは受講時間9時間、日数2日を修了となります。
高所作業車資格は、短時間で取得できる国家資格でもあります。
これに合わせて、フルハーネス型墜落制止用器具特別教育の受講も推奨されています。
詳細はこちらからご覧ください。
ロープレスキューやスイフトウォーターレスキューの講習会の実施や資器材の販売
このような資格保有者が外壁打診調査を行っています。
外壁調査についてのご相談や、ご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。