仕様書とは??
外壁調査をするときに、一度は聞いたことがある「仕様書」。
そもそも仕様書とはどういったものなのか皆さんご存知ではあると思いますが、
仕様書とは、「どのようなものを完成させるか」が書かれており、
作業に関わる人が一貫して理解し、実行できるように要件や条件を文書で明確にしたものです。
国土交通省が公開しているものもあるので参考にしてみてください。
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)
私たちはロープアクセス工法での打診調査をしていますが、調査の方法、範囲も様々です。調査後には修理や撤去など、調査後の動きがあったりと、色々な人が関わるため、仕様書を通して、全体の完成形を示すことはとても重要です。
作成する際の一般的な例をあげていきますが、具体的な内容はその時々の要件によって変更が必要ですので、適宜調整してください。
・概要
打診調査を行う目的、対象となる範囲などを示す・範囲
調査の項目(クラック・塗膜剥離・シーリング劣化など)、調査手法(足場・ロープなど)
・スケジュール
期間(開始日から終了日)、作業時間(8時から17時など)
・調査結果の報告
報告形式(報告書、図面、写真表など)、提出期限
・予算と契約条件
予算の金額、契約条件は別途契約書に明記されることがほとんど
・その他の注意事項
安全対策、追加調査など
仕様書の作成、提出は地域や国によって異なりますが、
外壁打診調査における仕様書は建築法や建設規制が作業の進行に関わる様々な要件を規定していることがほとんどです。
建築物の調査や改修に関する仕様書や報告書の提出が法的な要件になることがあり、建物の構造や安全性、衛星面などに関する情報を提供することが求められる場面もあります。
以前のブログで義務について触れているので、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁打診調査の義務とは?
一概にすべての仕様書の提出が法的に義務化されるわけではないですが、その地域の法令や規制を確認し、必要な書類の提出が法的に求められているかどうかを確認することが重要です。