建築基準法における、外壁点検とは??
建築基準法で定期報告が義務付けられている外壁点検は以下となっています。
・タイル等の劣化・損傷
手の届く範囲を打診、その他を目視て調査し、異常があれば全面打診等で調査
加えて竣工・外壁改修等から10年えお経てから最初の調査の際に全面打診等によって調査
・吹付アスベスト等
施工の有無に加え、飛散防止等がされていない場合は、当該のアスベストの劣化損傷状況を調査
吹付アスベスト等の調査は、建築物及び工作物の解体や改修工事を行うときに、法令に沿ってアスベスト使用の有無を調査しなくてはなりません。解体工事だけでなくリフォームや部分改修、修繕工事に至るまで、必ず調査をしなくてはいけません。
アスベストを発見した場合は直ちに作業を中止し、飛散防止措置の応急処置を講じ、大気汚染防止法及び労働安全衛生法等を管轄する部局に連絡します。
外壁タイル等の調査について
定期報告が義務付けられている外壁点検で、メインとなるのはタイル等の調査です。
建物の外装の仕上げ材等におけるタイル、石貼り等(乾式工法によるものを除く)、モルタル等の劣化・損傷の状態の調査はおおむね6か月から3年以内に一度手の届く範囲の打診等い加え、10年に一度、落下などで歩行者等に危害を加える危険性のある部分の全面打診調査を行うとされています。
調査方法
・打診 外壁打診調査とは
足場、ゴンドラ、ロープアクセス等
・赤外線調査 外壁打診調査と赤外線
・ドローン赤外線調査 外壁調査とドローン
打診点検にもいろいろありますが、現在では赤外線での調査も増えてきています。
赤外線調査の概要としてはタイル面の温度差を赤外線装置で測定し、タイルが浮いている部分を検出するというものです。外壁タイルが日射によって温められると、浮いている部分は健全部分と比べてタイル面の温度が高くなる現象を利用した調査方法です。
この赤外線調査機をドローン乗せて調査するのが、ドローン赤外線調査です。
それぞれの調査方法にメリット・デメリットがあり、お互いが補いながら調査そすることでより効果的で迅速な調査を進めていくことが出来ているのだと思います。